髪を15cmほど切ってみて、気づいたこと

久しぶりに髪を15cmほど切ってみた。

最近は、申し訳程度に毛先を揃える程度にしか切っていなかったので、およそ1年以上ぶりくらいに大胆に切ってみた。

気づけば肩をゆうに越えて、腰の位置に達していた長髪は美しさをすでに通り越して、疎ましささえも抱くようになってしまっていた。

毎日のシャンプーもドライヤーで乾かすのも一苦労…。

もとは、ヘアドネーションを受け付けている団体へ自らの髪の毛寄付してみようと思ったのがきっかけで、一定の長さまでは伸ばそうと心に決めて育てていたのだが、コロナで受付も一時停止しているのだとか。

ヘアドネーション・・・小児がんや先天性の脱毛症、不慮の事故などで頭髪を失った人のために、寄付された髪の毛でウィッグを作り無償で提供する活動。

不可抗力やんか。

とやや残念な気持ちになったけれど、そうと分かれば

「もう限界」

そんな声さえ聞こえた。

日常に新鮮さが欲しくなる度に、髪を切りたくなる。

もうバッサリと。

大抵は、ロング→ショート→ロングをくり返しているのだが、少々ロングの期間がいつもより長くなってしまっていたようだ。

切ると決めたら、もうこの瞬間から切りたくなってしまうのが私。

いつものところの「今日15時からなら空いてるけど?」の言葉に飛びついて駆け込んだ。

ハサミが入る度に嬉々とする確かな自覚を覚えながら、今度は、どんな自分に出会えるだろう?

そんなことを考えた。

髪を切ってもらう最中、ここ最近の思いの丈をつらつらと述べてみた。

本当に思っていることは、意外と身近な人には語れないという。

それは、本当だ。

きっと近すぎて、真剣に向き合いすぎてしまうからだろう。

その点、美容師という職業は都合がよく関係がそこそこ出来てしまえば、余計な気を遣うこともなく身の上話ができる。

お客さん以上、友達未満の関係が程よいということなんだろうな。

お客さんであることに気を遣いすぎず、相手も自分の人生観を投げ返してくれる。

あっ、私は髪を切りたい以上にあなたとお話がしたかったんだな、と気づいた。

ブローは、いつもお任せでアイロンで軽く整えて終わりにしてもらう。

鏡に映っている自分に、新たな自分像を重ねながらどんな一歩を踏み出そうかなと考えた。

いつも決めるのは自分だ。

知らず知らずのうちに余計なしがらみを抱えていたのかもしれない。
想像以上にスッキリとした顔がそう物語っていた。
身も心も、帰り道の足取りさえ軽く。
また、髪を切る口実にあれこれと投げかけてみよう、サンキュ。

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