チャイ飲む?— Watte Chai(ワッテチャイ)さんのスパイスセットで作る、おうちチャイが絶品!

宇治に突如現れたインド…

京都・宇治の魅力を取材中、思わず立ち止まってしまうお店に出会いました。

「!!!」

ドンピシャに好きな世界感…

あまりのかわいらしい空間に言葉を失って思わず動けなくなってしまったほどです。

その名も、Wattechaiさん

Watte = 割って
chai = チャイ(捨てる)

チャイがスタンドで飲めることも珍しいのに、素焼きのカップで提供し、しかも飲んだ後はそのカップを割って捨てる…いいの!?

もともと移動販売で8年ほど各地を転々とされていたとのこと、お姉さんの気さくな人柄に惹かれて、あれこれお話を伺ってしまいました。

素焼きのカップを “割る” というありそうでないコンセプト

インドに行った方なら分かると思うのですが、本場インドではチャイを注文すると素焼きのカップにチャイを注いで提供されますよね。

美味しく飲んだら、飲んだカップはその場で地面に叩きつけて割ってしまうんです…。

これだけ聞くと、なんてもったいないことを…と私たち日本人の感覚なら思って当然でしょう。

しかし、これにはきちんと理由があって、人口の莫大なインドで雇用を生み出すためのひとつの手段というか考え方なんですよね。

チャイを飲む度にカップを割れば、必然的に次の新しいカップを作る必要があり、器職人が喜びます。

また、道端に落として割れたカップの破片を掃除する人も必要です。

つまり、こうやって無理にでも雇用を生み出して経済を回しているんですよね。

日本では、考えられない習慣に、いろいろと考え学ばされるものがあります。

しかし、これを日本で実現するのは、さぞ大変だったのでは?と思い聞いてみると、

割ってもいいカップを作ってくれることに理解を示してくれる職人さんがいるからこそ、実現できるんです、ともっともな答えが返ってきました。

たしかに。

日本ならでは?エコなリユースカップも

ちなみに、洗ってくり返し使う用のリユースカップも置いてありました。

上部に釉薬が塗られているデザインも素敵です。

触ってみて感じたのは、手にすっぽりとおさまる馴染みの良さ。

サイズも手触りも全てにおいて、そこにあるのは調和◎でした。

こちらは、千円で販売もされているそうです。

スパイスセットを買って、チャイを作ってみた

この日は、次に行かないといけないところがあり、とりあえずスパイスセット(300円)だけ買って、また戻ってくることを約束してその場を後にしました。

しかし、戻ってきた時には閉店の時間を越えてしまっていたのでスタンドチャイはお預けに(残念…)

閉店が15時なので、午後から訪問される方はお早めに!

翌朝、さっそく作ってみることに…

翌朝、そのスパイスセットを使ってさっそく作ってみることに…

何かを作ったりするのが好きな人間にとって、こういう再現できるキットは創造意欲をかき立てられてうれしいものです。

個人で体験することの価値が上がって現代においても親和性が良さそうです。

さて、セットの内容はこんな感じ。

店主さんが本場インドで仕入れたフレッシュスパイス数種とアッサム(茶葉)で約4杯分のチャイがつくれるキットです。

生姜のスライスとお砂糖、牛乳はこちらで準備しさえすれば、いつでも本格チャイを飲むことができます。

▼セット内容 分量
○カルダモン 8粒
○クローブ 10粒
○シナモン 4かけ
○アッサム(茶葉) 10g
▼自分で用意する(した)もの
生姜 スライス4枚程度
お砂糖(種子島産さとうきび糖を使用) 大さじ4杯くらい
牛乳(牛乳があまり飲めないので豆乳で代用) 500cc
作り方

①片手鍋に100ccのお水と生姜スライス、スパイスを入れて火にかける
※カルダモンは硬いので、鍋に入れる前にサヤから実を出してから入れました
②フツフツしたら、アッサム(茶葉)を入れて3分ほど煮出す
③牛乳(豆乳)とお砂糖を入れて、鍋いっぱいに煮立ったら、火を止めて完成!
簡単ですよね!?
これまで、自分のレシピで作っていたのですが、チャイ屋さん直伝のレシピでつくれるって、何だか正解までの道のりをショートカットさせてもらえたようで得した気分です。
とても分かりやすいレシピなので、基本を守りさえすれば、誰でもおうちでカンタンに本格チャイにありつけます。

おうちチャイの出来上がり

やっぱり本格的に作ったチャイは美味しいな思いました。

スッキリとしているのに、コクがあって奥深さを感じられるような素敵なお味でした。

ここ最近は、フレッシュスパイスを切らしていてなんちゃってチャイしか作っていなかったのですが、きちんと作るって大事だなぁと思わされました。

本当は、ラム酒を入れたかったのですが、マイヤーズラム酒 を切らしていたので、家にあったブランデーで代用。

一気に大人の味になりました。

仕事の息抜きがてら、チャイを片手にぽかぽかと日向ぼっこをしていると

ディズニーランドに行くより、流行りを追いかけてたくさんのブランドものを持つよりも、私にとってはこういう時間が何よりの至福なんだな、と思いました。

本当に必要なものは、そう多くはないのかもしれませんね。

たっぷり作ると美味しいそう

いつも大抵1杯分しか作らなかったのですが、作ったチャイは冷蔵庫で2〜3日は保存しておけます、の注釈の通り、たっぷり作る方がやはり美味しくできるそう。

ここだけの話、

あまりの美味しさに午前中の作業の合間に、全て飲み干してしまったのですが…

創造と破壊のチャイ屋 ワッテチャイ

宇治にある「大阪屋マーケット」の一番手前のお店がWattechaiさんです。

世界観とても魅力的なお店なので、わたしも近いうちに必ず再訪する予定です。

果たして割るのでしょうか?

きっともったいなくて持ち帰ってしまうような気がしています。

本家、チャイ飲む?

今日のブログのタイトルは、ガンガーの聖地バラナシ紀行を綴った長澤まさみちゃんのエッセイ「チャイ飲む?」から引用しました。

彼女は、私が十代の頃からたまらなく大好きな女優さんでもあります。

この本は、2008年に出版されてもう絶版になっているのですが… Amazonには中古でまだ在庫がありました。

サブタイトル、なんでもない一日。そこにある一日。普通の平凡な一日が、私の一番好きな時間。にあるように、とってもリラックスした素の彼女の一面が、写真・エッセイの文体から伝わってきます。

あ〜、またインドに行きたくなってきました。

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